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死ぬほど暇

やばい。
何がやばいというと、今私の置かれている状況がやばいのです。
新宿駅すぐにある、会社のオフィスで、一人きり。
同期が寝坊したため、11時ぐらいまで一人で電話番することになりました。
二時間、完全、1人きり。
まぁ一言で言うなら、会社でやりたい放題ってわけです。
とりあえず、さっきからCDかけまくって、ネット探索なんてしています。
なんだか、今日の予定に、「社長が来訪する…かも?」なんていう、不吉ワードが書かれている気がするんですが、気にしません! っつーか、11時までに終えなければいけない仕事が山ほどある気がするんですが(しかも1人では片付けきれない量がある気がするんですが)、気にしません! 私は、今を生きるのです。

というわけで、会社から更新しています。サイトウです。こんにちは!
暇に任せて、このまま長い文章でも徒然に書いていこうかと思います。

最近、私も、移動することが多くなりまして。電車やバスで過ごす時間が、多くなってきました。
しかし、30分だの1時間だの電車に乗っているとね。暇なんです。
寝るにしても、乗り過ごしちゃいけないから、熟睡はできないし、かといって携帯電話でメール打って過ごすのにも限界があります。

というわけで、最近、「読書」ブームが私の中で起こっております。だいたい、週2冊程度のペースで文庫本を消費しています。まぁその中でね。「これは面白かった」という本をね。書いていきたいと思います。そしてね。これを読んだ人にはね。ぜひ、「この本面白いから読め」と紹介してほしいものです。もうネタが無いのです。何の本が面白いの。漫画は数分で読んでしまうので、小説限定でお願いします。では、最近読んだヒット作、どうぞ。

「黒い家/貴志 祐介」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041979021/249-2262175-7369161
 生命保険会社に勤める主人公が、出会った化け物の話。
 まぁこの本を読んだ時は、あまりにも面白すぎてやめれず、到着駅を分かっていながら乗り過ごしてしまいました。人間にとって、一番怖いものとは何か、を、再確認させてくれる一冊です。これ読んだ後では、「人間の心の闇が怖い」とか、もう生易しい言葉は言えません。所詮、人間もインパラも変わらない生き物なのだ、動物なのだ、と再確認。睡眠時間3時間ぐらいしかとっていないのに、一睡もせず、電車で読みふけるぐらい、飽きない恐怖と楽しさがありました。

「青の炎/貴志 祐介」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041979064/249-2262175-7369161
 同じ作家でも、ここまで違うのか!と思わず唸った作品です。これ、3回読み直して、3回とも面白く思いました。切ない思いを、男子高校生一人称の青臭い文体で繊細に描写していく様は、本当に上の黒い家を書いた人と同じ人が書いたのか、疑う程でした。
 松浦あやが主演して話題になった同名映画の原作、ということで、買ったのですが、定価で買っても損ではありません。ラストまで一気に読んで、3日ぐらい引きずられる。そんな小説です。

「四日間の奇蹟/浅倉 卓弥」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-2262175-7369161
 文章を褒める時に、「まるで目の前に情景が浮かんでくるよう」なんていう言葉が使われることがありますが。この小説の場合は、「音楽が聴こえてくる」という言葉を使いたいと思います。ありふれたシチュエーションに、ありふれた展開。ただし、他と一線を画しているのは、緻密で繊細に組み立てられた情景描写です。ラストのピアノ演奏シーンは、その曲を知らなくても、誰もが頭の中で想像の音を鳴らすに違いありません。この本をハードカバーで購入した直後に、文庫本発売、というステキな展開があったりしましたが、それ以上にいい話だったので、オススメします。切ない系読みたければ、大満足の一冊ですよ。

あと最近読んだのでは、「砂の器」とか「白い巨塔」とか「OUT」とか、話題の本だったり、映画の原作だったりしたものばかりなんですが。その中でも上の3冊は、面白すぎたので紹介しておきます。特に3冊目は、ピアノ弾いたことある人は、絶対に読んでみてください。ハマるから。



なんてやってたら、1時間半過ぎてしまいました。給料泥棒とは、私のことか。
とりあえず、同期が帰ってきたんで、このへんで。それではー。

サイトウ チエtic  at 10:19
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