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決壊する歌

人間、この曲が有線でかかったら、「決壊」する歌というのが存在すると思うのです。
具体的には、私は風味堂の「ナキムシの歌」がかかると、ほぼ泣く。ギリギリの時なら、まず泣く、という自信があります。
ポイントは、「泥酔していたら泣く」ではなく、「ヤバいなー」と思う時なら、シラフでも泣くという点です。

本日、会社で昼食会というのがありました。
これは、昼食を社員全員で食べながら、創業者がうちの会社が創業してからの苦労話を、えんえんと語るというものです。
うちの会社は、けっこうこの創業者の話を真面目に聞くのですが、私はもうこの苦労話は5周目ぐらいですので、右耳から左耳へ受け流していました。さらに、目の前にある料理(ビーフストロガノフ)に80%ぐらいの意識を持っていかれていました。
そんな中、創業者は創業から今までの苦労話を話す。
他の人達はウンウンとうなずき、聞く。
私は料理を食べる。
そんな状況だったわけです。
(※今回、私がほぼ古株でした)

そんな中、ふと沈黙が落ちたわけです。
創業者は、間をとりました。
そこに、その曲が流れてきたわけです。
まぁまぁ格式高い店だったため、BGMとして、インストゥルメンタルにアレンジされた曲でした。
私はこの曲を分かりました。
多分他の人達は、意識化されたかどうか分かりません。

スーダラ節。

創業者、号泣。
なぜか貰い泣きする周囲。
そこにただ食べていた私(ビックリ)。
そして一緒にビックリしている、現・社長。

午後から、創業者は帰ったので、終わった後、その理由を聞くことはできなかったのですが。あの人、何かスーダラ節に思うところがあったんでしょうか…。すごい気になります。


サイトウ チエtic  at 22:22
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